
私たちエンジニアが日常的に使っている「開発言語」ですが、名前の由来まで考えたことがある人って案外少ないかもしれません。でも実は、開発言語の名前って、その言語の思想や背景、作者の想いが詰まっていたりするんです。そういう裏話を知ると、言語そのものにも少し愛着が湧いてきたりしますよね。
1. Pythonはヘビじゃない?
Pythonって聞くと、多くの人が「ヘビ」を思い浮かべますよね。でも、あれって実は違うんです。Pythonの名前の由来は、モンティ・パイソンというイギリスのコメディグループ。作者のグイド・ヴァンロッサムさんが彼らの番組『Monty Python’s Flying Circus』のファンだったことから名付けられたそうです。「堅苦しくない、楽しい言語にしたい」という気持ちが名前にも込められてるんですよね。そんな背景を知ると、Pythonの書きやすさや柔らかい文法も納得です。
2. PHPって何の略?
PHPの名前の由来も面白いですよ。「Personal Home Page」が元々の意味でした。でも今は「PHP: Hypertext Preprocessor」の略語になっています。これ、いわゆる再帰的頭字語ってやつで、言語オタク心をくすぐるネーミングですよね。もともとは自分のホームページを作るために作られたツールだったというのも、今のWeb開発のルーツを感じさせてくれます。
3. C#は音楽っぽい名前?
C#(シーシャープ)の「#(シャープ)」って、音楽記号のシャープから来ているんです。C言語に対してより高度なもの、という意味で「C++よりさらに進化した」言語というイメージですね。Microsoftが開発したこの言語は、オブジェクト指向をしっかり意識していて、企業開発にピッタリの堅実さがある。でも名前はどこかクールで、ちょっとポップな印象なのが面白いところです。
4. Javaはコーヒーの香り?
Javaという名前、実は「インドネシアのジャワ島産のコーヒー」に由来しています。もともとは「Oak(オーク)」という名前で開発されていたんですが、商標の問題で変更が必要に。開発チームがブレインストーミングしているときに、誰かがコーヒーを飲んでいた、という何ともラフな理由で「Java」が採用されたそうです。カジュアルな名前のわりに、今では企業向けシステムでもバリバリ使われる存在。コーヒー片手に書くには、ちょっとガチな言語ですよね。
5. Rubyは宝石みたいにキラキラ?
Rubyの名前には、美しさと実用性の両立という想いが込められています。作者のまつもとゆきひろさん(Matz)が、同僚とチャットで言語名を話し合っていたとき、「Perlの次はRubyがいいんじゃない?」という何気ないやりとりから生まれたそうです。Rubyは宝石のルビーを意味していて、「美しく書けるコード」を目指した言語らしいエレガントな名前ですよね。実際、Rubyの文法ってどこか詩的で、書いていて楽しくなる感覚があります。
6. Goはシンプルイズベスト!
Go言語(通称Golang)は、Googleが開発した比較的新しい言語です。名前の由来はとてもシンプル。「Go(進め)」という短くて覚えやすい単語に、プログラムのスピード感や軽快さを表現したかったそうです。派手さはないけど、実直で効率的。そんな言語の性格が、ストレートな名前にも表れてますよね。ちなみに、検索性の低さを補うために「Golang」という呼び名も広まっています。
7. 名前から入るのもアリ!
こうして見ると、開発言語の名前って、ただのラベルじゃないんですよね。それぞれの言語がどんな想いで生まれて、どう使ってほしいかが表現されている。技術的なスペックも大事だけど、名前の由来を知って「なんかこの言語、面白いかも」と思えたら、自然と学ぶモチベーションも上がってきます。興味の入り口は案外そういうところだったりしますよね。
開発言語の名前の由来には、技術とは違った面白さや創造性が詰まっています。そこに興味を持つことで、新しい言語への好奇心や学びのきっかけが生まれるかもしれません。次に触る言語、その名前の裏側もちょっと調べてみたら、開発がもっと楽しくなるかもしれませんよ!

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