
1. トレンドは「拡散」より「共感」
数年前までは、「とにかくバズること」がSNSの価値だった時期もありましたよね。でも、最近の学生たち、特にZ世代やα世代のSNSの使い方を見ていると、価値観が少しずつ変わってきてるんです。いま人気があるのは、情報の「拡散力」よりも「共感力」。
たとえば、TikTokでよく見る「ルーティン動画」や「一人語り系」のショート動画。誰かと比べたり競ったりするんじゃなくて、「あるある」「わかる〜」って共感することに重点が置かれている感じ。
SNSの本質って、やっぱり人とのつながりを感じられることですものね。
2. 学生に刺さるのは“ゆるコミュニティ感”
今の学生たちは、常に何かしらの「ゆるいつながり」に参加してる印象があります。X(旧Twitter)よりも、インスタのストーリーズ、もっと言えば「BeReal」や「Lemon8」みたいな“日常共有系SNS”が人気になってきてるのもその流れ。
どれだけ“リアルで正直な自分”を見せられるか、ってところがウケてるのよね。
だから「映え」より「自然体」。
加工しすぎず、盛りすぎず、だけど自分の気分は表現したい。そんなバランス感覚が求められてます。
3. “SNSで学ぶ”という新たな利用価値
面白いのが、SNSがただの「遊び場」じゃなくなってきてること。Instagramでは勉強アカウントがすごく増えていて、ノート術、資格取得のスケジュール、英語学習などを「縦スクロール動画」でわかりやすく発信する人が増えてるんです。
これ、学生の中では“勉強垢”って呼ばれてたりして、単なる情報収集じゃなくて“モチベを共有する場”になってるんですって。
しかも、「見たら自分もやらなきゃって思える」っていうポジティブな連鎖があるから、アプリを閉じる理由が減るんですよね。
4. 今後くるのは“距離感が近いSNS”
個人的に注目してるのは「非公開型SNS」や「クローズドコミュニティ」の流行です。
昔のmixiみたいな感じ、って言ったらちょっと懐かしいかも? でも、逆に新鮮なんですよね。
今は「全世界に見せるより、5人くらいの友達と深く共有したい」っていうニーズが強くて、それにフィットするツールが伸びてきてる。
たとえば「Zenly」の後継サービスみたいな位置情報系SNSや、招待制でしか入れない音声SNSとか、独自の文化を持ったアプリが生まれつつあります。
5. トレンドは“映像×パーソナライズ”
最後に、技術的な目線からいうと、今後のSNSツールの鍵は「映像」と「パーソナライズ」だと思います。
今の学生たちは、AIによる自動編集や、カメラフィルターで自然に盛れる加工を当たり前に使っていますし、それを“自分仕様”にアレンジすることができるアプリを選ぶ傾向にあります。
また、視聴履歴からレコメンドされる動画が「自分に合ってる」って感じられるかどうかも、アプリ選びの決め手になってるのよね。
このあたりはエンジニアとしても注目の技術領域。AIレコメンド、インタラクティブ動画、オーセンティックなフィルター…全部が「自分らしさ」をどう演出するかに関わってきます。
SNSは、もはや「発信ツール」ではなく、「共感と学びのプラットフォーム」へと進化中です。学生に人気のSNSツールは、ゆるくて、リアルで、自己表現しやすいもの。そして今後の流行は、“小さなつながり”と“自分にぴったりの体験”を提供してくれるアプリがリードしていくでしょう。エンジニアとしては、こうしたユーザー心理を読み取る力がますます重要になっていくと感じています。

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