
1. AI活用、最初のカギは“伝え方”だった
最近、業務で生成AIを導入しはじめた企業も増えてきました。けれど「思ったようなアウトプットが出ない」「どう使えばいいか分からない」と悩む声も聞こえてきます。実はここ、プロンプトの“設計”がカギなんです。AIにお願いするのは、まるで新人さんに指示を出す感覚に近いと思います。曖昧だと結果も曖昧、具体的だと精度も上がる──それがAI時代の鉄則です。
2. プロンプトは魔法の杖じゃない。けれど、鍛えれば鋭くなる
プロンプトって、最初はちょっとした呪文のように感じます。でも実際は、業務で繰り返し使う“指示テンプレート”。このテンプレートを改善していくだけで、想像以上の効果が得られます。たとえば、エクセル業務のマクロ作成について、以前なら1からVBAを組んでいたのが、「この表を集計してグラフ化して」と言うだけでPythonコードを出してくれる。しかも、ちゃんと整ったコメント付きでです。
3. 現場でのチューニング事例──AIがチームメンバーになるとき
プロジェクトで実際にあった話ですが、定型業務の報告書作成にChatGPTを導入したところ、作業時間が1日2時間短縮されました。最初は「レポートをまとめて」とだけ入力していたのを、段階的に「日付を先頭に」「データはテーブル形式で」「要約は300文字以下で」とチューニングを行いました。すると出力精度が向上し、今では新人のトレーニング資料もAIが“下書き”してくれるようになりました。
4. プロンプト改善は、業務改善そのもの
プロンプトの最適化は結局「どんな業務を、どのようにやるか」を棚卸しする作業でもあります。業務のムダに気づいたり、そもそもこの仕事って必要?という視点を持つことにも繋がる。AI活用は単なる時短じゃなくて「仕事を見直すチャンス」だと感じています。
結論「プロンプトは、あなたの“思考の型”になる
結局のところ、AIにどう頼むか=あなたがどう考え、どう伝えるか、だと思います。プロンプトの最適化を通じて、自分の思考のクセや論理の整理力が磨かれていく。結果として、AIはあなたの“チームメンバー”になりますし、何より自分自身の業務効率もグンと上がる。さあ、あなたもプロンプトで仕事を変えてみませんか?

<<IAJってどんな会社?>>
創業以来24年、専門知識が少ないジャンルでもお客様とお話ししながら伴走していくようなスタイルで、必要であればコード解析から行い、最新技術を取り入れながら、お客様のご要望(課題)を限りなく近い形で実現してまいりました。
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私たちの強みは、実際に今後も時代に沿ってサービスも成長させていけるようなインフラ面も考慮した開発を行っている点で、実際にリプレイスを行いながら十数年にわたって運用しているサービスもございます。
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