AIエージェントと生成AI、何が違ってどう使い分ける? コラム#79

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1. AIはすでに隣にいる存在

最近、「AIエージェント」や「生成AI」という言葉をよく耳にするようになりました。システムエンジニアとしても、クライアントから「どちらを使えばよいのか?」という質問を受けることが増えています。しかし、この2つには明確な違いがあり、それを正しく理解して使い分けることで大きな成果を上げることができます。

2. 生成AIは、クリエイティブな相棒

「生成AI」とは、ChatGPTのように文章や画像を生成するAIのことを指します。クリエイティブな作業が得意で、アイディア出しや文章作成、コードの雛形作成などで広く活用されています。私自身も、仕様書の草案や初期コードの作成に日常的に生成AIを使用しています。迅速にアウトプットを形にできるため、非常に役立つツールです。

3. AIエージェントは、自律型のタスクマネージャー

一方で「AIエージェント」は、目標達成に向けて自律的に行動するAIです。たとえば、予定を確認して会議を自動で設定したり、進捗を管理してリマインドを送ったりするなど、秘書のようにサポートを行います。プロジェクトリーダーとして、スケジュール調整や情報収集の負担が減るので、とても助かります。

4. 違いは「能動性」と「創造性」

この2つのAIの最大の違いは、「能動性」と「創造性」のバランスにあります。生成AIは、入力された情報に基づいて出力する“受動的”な存在で、創造的な作業を得意とします。一方でAIエージェントは、目標に向かって“能動的”に動き、業務を支援します。

5. シーン別のおすすめ使い分け

実際の開発やビジネスの現場では、これらを使い分けることが効果的です。企画段階では生成AIを使ってアイデアを広げ、実行段階ではAIエージェントに業務をサポートさせます。このように役割分担を明確にすることで、人的リソースをより価値のある作業に集中させることができます。

AIはもはや単なるツールではなく、業務の一部を担う存在となっています。だからこそ、それぞれのAIが得意とすることを理解し、どのように使うかを考えることが重要です。「生成AI」と「AIエージェント」を適切に使い分けることで、業務の効率化だけでなく、働き方そのものにも良い変化をもたらすことができるでしょう。

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