
1. 目的の明確化:何を解決したいのか?
AI開発において最も大事なのは、そもそも何のためにAIを作るのかを明確にすることです。ただ「AIを使いたい」ではなく、「顧客対応を自動化したい」「異常検知でトラブルを未然に防ぎたい」など、具体的な目的を決めることで、その後の開発の方向性がブレにくくなります。目的が曖昧なままだと、開発途中で「これ、本当に役立つの?」と迷走する原因になりますよね。
2. データの収集と前処理:AIの土台を固める
AIの学習にはデータが不可欠です。しかし、データが汚れていたり、偏りがあったりすると、AIの性能に悪影響を与えます。だからこそ、データの収集・前処理はとても重要です。
3. 適切なモデルの選択:目的に合ったアーキテクチャを選ぶ
AIといっても、機械学習やディープラーニングなど、さまざまなアプローチがあります。例えば、画像認識ならCNN(畳み込みニューラルネットワーク)、時系列データの予測ならLSTM(長短期記憶ネットワーク)など、目的に応じて適切なモデルを選ぶことが大切です。また、最近はTransformerベースの技術も進化しており、NLP(自然言語処理)ではGPTやBERTが主流になっていますね。
4. 学習と評価:精度を高めるためのチューニング
モデルを選んだら、それを学習させます。ただし、一発で完璧なモデルはできません。学習結果を評価し、必要に応じて以下のようなチューニングを行います。
5. 運用と継続的な改善:AIは育てるもの
AIは作って終わりではなく、運用を開始してからが本番です。実際に使ってみると、予想外のエラーが出たり、新しいデータでモデルの精度が下がったりすることがあります。
AI開発で最も重要なステップは「目的の明確化」と「データの整備」です。どんなに優れたアルゴリズムを使っても、目的がブレていたり、データの質が悪かったりすれば、期待した成果は出ません。さらに、開発後の運用・改善も重要であり、AIは一度作ったら終わりではなく、育てていくものなのです。

<<IAJってどんな会社?>>
創業以来24年、専門知識が少ないジャンルでもお客様とお話ししながら伴走していくようなスタイルで、必要であればコード解析から行い、最新技術を取り入れながら、お客様のご要望(課題)を限りなく近い形で実現してまいりました。
おかげさまで、得意ジャンルはこれ、といった特化型な開発会社ではありませんが、 様々な業界のシステム開発を任せていただき、月間ユーザー200万人以上規模のポイント制度を用いたアプリ開発や1000万人規模のシステム開発をはじめ、多数のiOSやAndroidのアプリ開発や規模の大きなシステム開発などの実績を積んでまいりました。
私たちの強みは、実際に今後も時代に沿ってサービスも成長させていけるようなインフラ面も考慮した開発を行っている点で、実際にリプレイスを行いながら十数年にわたって運用しているサービスもございます。
他にも、元々は他社で構築したサービスのリプレイスについても実績はございますので、ぜひ一度、私たちに検討されているシステムについてご相談してみませんか?