Webアプリとネイティブアプリの違いとは?メリット・デメリットを徹底解説! コラム#58

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スマホやPCで利用するアプリには、大きく分けて「Webアプリ」と「ネイティブアプリ」の2種類があります。
どちらを選ぶべきかは、目的やターゲットユーザー、開発コストなどによって変わります。
今回は、それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較しながら解説します。

1. Webアプリとは?

Webアプリとは、ブラウザ上で動作するアプリケーションのことです。
YouTubeやGmailのように、インストール不要で、インターネット接続があればすぐに利用できます。

メリット

マルチデバイス対応
→ ブラウザがあればPC・スマホ・タブレットで利用可能。
インストール不要
→ URLを開くだけで使えるので、導入のハードルが低い。
更新・メンテナンスが楽
→ サーバー側で修正すれば即時反映される
開発コストが比較的低い
→ 1つのWebアプリを作れば、複数のOSで動作する

デメリット

動作が遅い場合がある
→ 通信環境に依存するため、レスポンスが悪くなることも。
オフラインで使えない
→ 通信なしでは基本的に動作しない(ただしPWAを使えばオフライン対応も可能)。
端末機能の利用が制限される
→ カメラ・GPS・Bluetoothなどのネイティブ機能は一部しか使えない。

2. ネイティブアプリとは?

ネイティブアプリとは、スマホやタブレットにインストールして使うアプリのことです。
App StoreやGoogle Playで配布されるアプリがこれに該当します。

メリット

動作が速い・快適
→ 端末の性能を最大限活かせるので、高速な動作が可能。
オフラインでも利用できる
→ ネットがなくても、一部または全機能が動作可能。
端末の機能をフル活用
→ カメラ・GPS・プッシュ通知・指紋認証などが自由に使える。
ユーザー体験が向上
→ UI/UXを最適化しやすく、より直感的な操作が可能。

デメリット

開発コストが高い
→ iOS・Androidで別々に開発が必要(ただしFlutterなどのクロスプラットフォーム開発なら軽減可能)。
インストールが必要
→ アプリストアからダウンロードする手間がある。
更新の手間がかかる
→ アップデートのたびにアプリストアの審査が必要。

3. どちらを選ぶべき?

どのアプリを選ぶべきかは、目的と条件によります。

項目Webアプリネイティブアプリ
動作速度遅め速い
オフライン利用不可(PWAなら可)可能
開発コスト低い高い
端末機能の活用制限ありフル活用可
インストール不要必要
更新の手間すぐ反映ストア審査が必要

Webアプリ向きのケース

なるべく低コストで開発したい
マルチデバイス対応が必要
ユーザーにインストールの手間をかけたくない

ネイティブアプリ向きのケース

高速な動作と快適な操作性が必要
オフラインでも動作させたい
端末のハードウェア機能をフル活用したい

4. ハイブリッドアプリという選択肢も

最近では、「ハイブリッドアプリ」という方法もあります。
これは、Webアプリの技術を使いながら、ネイティブアプリのように動作させるものです。
代表的な技術としては以下のようなものがあります。

PWA(Progressive Web Apps)
→ Webアプリにプッシュ通知やオフライン機能を追加できる。
Flutter / React Native
→ 1つのコードでiOS・Android両方のネイティブアプリを開発できる。

ハイブリッドアプリなら、Webアプリの開発コストの低さネイティブアプリの快適な動作の両方を狙えます。

Webアプリとネイティブアプリは、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。
シンプルなサービスならWebアプリで十分ですが、快適な操作性や端末機能の活用が必要ならネイティブアプリが適しています
最近はFlutterなどのハイブリッドアプリの選択肢も増えているので、どの方式が最適かよく検討しましょう!

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