
1. AWSマイグレーションの基本を押さえる
AWSへのマイグレーションは、オンプレミスや他のクラウド環境からAWSにシステムを移行することを指します。これには、インフラ移行だけでなく、データ、アプリケーション、ネットワークの最適化も含まれます。AWSは「7R(Rehost、Replatform、Repurchase、Refactor、Retire、Retain、Relocate)」という移行戦略を提示しており、それぞれのシステムに合った方法を選ぶことが重要です。
2. 移行の目的を明確にする
AWSへ移行する目的はさまざまですが、コスト削減、運用負荷の軽減、スケーラビリティの向上、セキュリティ強化などが一般的です。例えば、「オンプレのハードウェア更新費を抑えたい」ならRehost(リフト&シフト)を、「クラウドネイティブな開発をしたい」ならRefactor(アプリケーションの再設計)を検討すべきでしょう。
3. 適切なAWSサービスを選ぶ
移行の成否は、AWSのサービス選定にも大きく影響されます。たとえば、データベースならAmazon RDSやAurora、仮想サーバーならEC2、サーバーレス化を進めるならLambdaを活用すると良いでしょう。ネットワーク面ではVPCの設計やDirect Connectの導入も考慮すべきです。
4. マイグレーションのステップを整理する
AWSへの移行は段階的に進めるのが基本です。一般的な流れとしては、以下のようなステップになります。
5. AWSの移行ツールを活用する
AWSには移行を支援するさまざまなツールがあります。例えば、
これらを適切に組み合わせることで、スムーズに移行できます。
6. 移行後の運用を見据えた設計をする
移行が完了した後も、AWSのコスト最適化やセキュリティの継続的な監視が重要です。AWS Well-Architected Frameworkを活用し、設計のベストプラクティスを守りつつ、Amazon CloudWatchやAWS Configを使った監視体制を整えておくと良いでしょう。
AWSマイグレーションの成功は計画次第です!事前の計画と適切なツールの活用がカギを握ります。やみくもに移行するとトラブルが発生しやすいので、事前の分析と移行後の最適化を見据えて進めましょう。

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